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フィジカル・パフォーマンス・ピラミッドとは

更新日:2023年10月4日

KPLが提唱する「パフォーマンス向上の為の指針



トレーニングの世界では、最高のパフォーマンスを達成するための重要な要素を表現するために、パフォーマンス・ピラミッドがよく使われます。


Kinetic Performance Lab.(KPL)も、パフォーマンス向上のためのトレーニング指針として、独自の「フィジカル・パフォーマンス・ピラミッド(P.P.P.)」を採用しています。


このピラミッドを指針とすることで、より効果的なトレーニングを提供することを目指しています。


フィジカル・パフォーマンス・ピラミッド

 

目次






 

フィジカル・パフォーマンス・ピラミッドの特徴

 

1.動作を中心とした考え方


KPLのトレーニングの特徴は、「動作を鍛える」ことにあります。


個々の身体能力向上を目指すため、他のパフォーマンス・ピラミッドとの区別のために「フィジカル」という表現を加えました。


KPLでは、各要素の向上に適した海外のメソッドを取り入れることで、動作の向上に効果を発揮します。


つまり、筋力だけを鍛えるジムとは異なり、KPLは動作に特化したトレーニングを提供しています。


動作を鍛えるとは、以下の4つの要素に焦点を当てることを意味します。


1.柔軟性(Flexibility)

→ 関節可動域を向上させること

2.可動性(Mobility)

→ 関節の動きをコントロールすること

3.動作(Movement)

→ 複数の関節を連動させ、動きを作ること

4.筋力(Strength)

→ 動作を強化・発展させること



アプローチの方法は、2通り。人間の動きを作るためのボトムアップのアプローチと、その動作を強化・発展させるトップダウンのアプローチの両方があります。


この動作に特化したトレーニングが、KPLの指針となっています。



筋力、動作、可動性、柔軟性とは


2.ピラミッドを成立させる大前提


このフィジカル・パフォーマンス・ピラミッドは、「パワー出力の向上がスポーツパフォーマンスの向上に繋がる」という定義が成立することが大前提としています。


トレーニングの世界では、日々研究され、これまで常識だったことがそうでなくなることも多々あります。その為、この定義が崩れれば、このフィジカル・パフォーマンス・ピラミッドの考え方も変わるということになります。



 

フィジカル・パフォーマンス・ピラミッドの見方

 

フィジカル・パフォーマンス・ピラミッドは以下の4点を示しています。



a.パフォーマンス向上に影響を与える4つの要素


「柔軟性」「可動性」「動作」「筋力」という4つの要素が、パフォーマンス向上に影響を与える要素として表現されています。


これらの要素の理解とバランスが、効果的なトレーニングのカギとなります。


※「骨格」はピラミッドを構成する要素ではありますが、トレーニングで向上できる要素ではない為、含めません。



b.パフォーマンスの評価(ピラミッドの大きさ)


ピラミッドの大きさは、パフォーマンスの良し悪しを表しています。大きいピラミッドほど、より優れたパフォーマンスを示します。


そして、ピラミッドの横幅には、各要素の限界域が存在します。


「柔軟性」は「骨格」に、「動作」と「可動性」は「柔軟性」に、「筋力」は「骨格」に依存します。



c.怪我や機能不全のリスク(ピラミッドのバランス)


各要素のバランスを保つことで、怪我や機能不全のリスクを最小限に抑えることが可能です。トレーニングの優先順位を決定する際にも重要となります。



d.トレーニングの優先順位


各要素との関連性を理解することで、効果的なトレーニングの優先順位を設定することができます。トレーニングの目的に合わせた選択が可能となります。




 

まとめ

 

フィジカル・パフォーマンス・ピラミッドは、パフォーマンス向上に影響を与える要素を明確に示すと同時に、KPLが独自に提唱するアプローチを反映したものです。


あくまでも概念としての考え方ではありますが、論理的証明も可能であると思っています。証明については、現在も考察中なため、時期が来たらまたご紹介できればと考えています。


次回は、フィジカル・パフォーマンス・ピラミッドを多角的な視点から見ていきます。


これにより、フィジカル・パフォーマンス・ピラミッドが表現するモノの理解が深まります。


興味を持っていただけましたら、引き続きお付き合いください。

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